要領の良し悪しなんてのは大概物心着いた頃には決まってて、「弟と違ってこの子は要領が悪い」とか「次に何して良いのか分からないのかボーっとしている時間が長い」とかずっと言われ続けて来た身にはリーマンと言う立場はどうにも不利極まる。要領の悪い者が引き換えに出来るものと言ったら時間や心身を削る事しかない。いくつかの物事をそれぞれ納期までにそこそこ満足できるレベルにこなすというのが最も苦手で治らない。やはり当初の思いの通り単純労働者というか技能労働者になっておいた方が良かったのではないか。一つの物事に集中して取り掛かれる仕事がしたいと思えてきた。でもそれはそれで周りの物事が気になってしょうがないんだろうな。
休みとってまで打った神経根ブロック注射は声を上げ続けるほど痛かった割に効き目が見られない。休み明けなのに痛そうなオレに不満な顔向ける彼らが容易に想像される。