タックスと言えば税金でなけりゃペンタックスですが

今は亡きコンタックスです。
非デジタルに表現の拡大を求めた侍――京セラ「CONTAX SL300R T*」 (1/2) - ITmedia NEWS
当時スレにも書いてたけどオレ、バイトで京セラのデジカメ売ってたよ。なっつかしーなー、じゃなくて今目の前のガラクダンボールに転がっていますが。
本文中にあるように、京セラブランドのFinecam SL300Rをベースにしており、レンズと外装以外は全く同じ(ファームウェアも多少違うらしいが)。それだけで値段が二万も違うとかアホかと思った。しかし、いい金取るだけあってカッコいい。しっかり所有欲は満たしてくれる。誰が見た瞬間オッと惹かれる。店でもそう。そして値段見てやめるw。オレが買ったのは後継機が出ようとして楽天の店で一気に3万円弱まで下がった時で、同じく狙ってた人間が多かったのか一日で売り切れた。携帯を除けば始めて手に入れたデジカメだったなあ。そう、デジカメ持ってないし使った事もないのに売ってましたオレは。だってカメラとか写真とかほぼ興味無いし。でも売りながら自分で所有したいと思う機体だった。
というか元のFinecam SL300Rが酷すぎたんだよなあ。なんかもう、小学生が授業で苦し紛れに作ったようなデザインで・・・。何故担当者はこんなことしちゃったんだろう、いや、会議で通した方もおかしいだろ。そんな感じ。それを隠せと言わんばかりに上から貼り付けるシールとかキャンペーンで配ってたし。まあ、画像はググれ。
まあ、性能的にもかなり厳しいもんでした。既にリコーに至ってはマクロで1cmまで近づけたのに20㎝(!)までしか無理とか、電池が驚くほどもたないとか(キャンペーンでスペアバッテリー配ったこともあった)、フラッシュ焚くと一面青の世界になるとか、そのくせに感度大して上げられないとか、もう散々で。確かに胸ポケットに入る薄さと撮影姿勢の自由度上げまくるスウィベルボディは良かったけど、それのせいでCCD極小だしね・・・。
他メーカーが黙ってても売れていくのに、こいつは放っといたら手にも取られないのでオレのようにメーカー派遣の販売員が声かけないと売れない。そんなだから、どこの店舗に行っても他所の販売員が誰も来てなくてオレだけの時がほとんどだった。それでも売れるのは平均して3台くらい、5台以上いけると調子良いと思ったくらい。大して客自体多くない店舗ばかりだったからとも思うけど。また、当時は今みたいにメーカー派遣と分かるような名札とか付けてなかったから、初めての店でも普通に店員と思われて色々客にやらされるのも結構困った。ビデオカメラとかパソコンとか知らんがな。
店で言えば池袋のビックカメラはやはり凄くて、客が多いだけあって各メーカーからの販売員で高い人口密度。うちも社員と思しきベテランとバイトの二人体制。五分以上客と喋ってないと、そのベテランに倉庫に呼び出されて怒られるw。10個売ってまあ普通。そんなだからある日焦って客を捕まえたら、リコーの販売員が捕まえてた客だったらしくて後で「お前どういうつもりだ」と凄まれてしまった。流石に悪いと思ったので後で他の客にリコー一台売って(当時唯一の広角25㎜とかマクロ1cmとか今後化けるなと思ってたので京セラより売りやすかった)「一台売れました」と言ったら喜ばれたりして何か結構思い出尽きないなこれ。きりが無いわ。