還暦にあげるもの

親父が還暦だから何か祝わなきゃいかんとかプレゼントを買えだとか直前になって言われても困りますよ。そもそも我が家の風習では両親の誕生日も父の日も母の日も敬老の日も何もしてこなかったでしょうが。それを近々縁を切ろうとかどうとか言う段階になってからそんなもん取って付けた様に言われても、こっちだって今回もスルーかと思って何も考えてないに決まってるだろう。ま、やらんよりは良いが、もっとはよ言え。
弟と割り勘で時計か何か買って来いと言うから一昨日正月以来久々に弟に会ってみたら「オレ月曜仕事だから、アンタ休みなら買ってきてよ。金あげるから」と、性質の悪い金融業者みたいな面で言われたけど月曜は寝て過ごしました。ホントに一日寝て過ごしたのはホントに久しぶり。ギアスもマクロスも一ヶ月以上溜めたままなのに消化もせず。
それで今日、昼も過ぎてからノソノソ動き出したわけですが、大体あたりはつけていて、ちゃんと金かけたよと言えそうな程度の国産品としてグランドセイコーにして、左半身がアレな人だからできるだけ軽い方が良かろう、じゃあクオーツで革ベルトという所で物は決まった。はずだったが、何故かオレが「カレンダーはなきゃいかんだろう。曜日まではともかくとして日付は」と思い始めたあたりから迷走し始め、結局金属ベルトの奴に革バンド付ける事になってしまいお値段が三十万手前に。店も川崎のヨドバシで済ませるはずだったのに革ベルトと金具の入手がどうたら言われて歩き回るうちに気付けば銀座和光に。ポイントが手に入らんのはもうしょうがないとして、金属バンドは要らんから値引きしてくれないだろうかと思ったがやはりダメだった。
とりあえず納期が土曜昼には間に合うとのことで安心して、緊張しっぱなしの店を出て弟に電話連絡したら「何でそんな高いの」と不機嫌に詰められたから正直に「革ベルトとカレンダーの両方取ったらこうなりました」と答えて切った。オレだって冷静になってから後悔してるよそんなの。